今年のPOG戦略
サンデー亡き後もサンデー?外国産馬?それとも新種牡馬?近年の傾向から今年の指名ポイントを伝授!
SSなくともSS
日本競馬史上最高の種牡馬・サンデーサイレンス(以下SS)の存在はPOG界でも絶対で、数年前までは“SSを制する者がPOGを制す”といった認識が当たり前になっていた。しかし、02年にSSが死亡したことにより、生産界はもちろん、POG界も激変。“SS産駒の良血馬をたくさん獲っていればどれかは当たる”という安易な指名方法は通用しなくなってきた。
現3歳にはSS直系が10頭、母の父SSが7頭の重賞勝ち馬がいる(5/19時点)
ただ、SS産駒不在のクラシック戦線も今年2年目となり、攻略法もある程度見えてきた。この2世代のPOG戦線を見てみると、ドリームジャーニー(06年朝日杯フューチュリティS)、ダイワスカーレット(07年桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯)、キャプテントゥーレ(08年皐月賞)とSSの直系から3頭、アサクサキングス(07年菊花賞)、トールポピー(07年阪神ジュベナイルフィリーズ)、レジネッタ(08年桜花賞)と母の父SSからも3頭のGIホースが誕生。GI馬に限らなくても、現3歳にはSS直系の重賞勝ち馬が10頭、母の父SSの重賞勝ち馬が7頭もいるのだ。
SSは死後もその血の影響を強く残しており、結局“SSなくともSS”という結論に至るのだ。わかりやすく言うと、“SS系か母の父SSを狙え”というのが、今年のPOGの必勝法といえるだろう。
SS以外の狙い目
とはいえ、それだけを狙っていては単調なPOG馬選びになってしまうので、違った観点からの狙い方を挙げるとすれば“SSの死により息を吹き返した血”を狙うということ。SSの死により頭角を現してきたのはSS直系や母の父SSが多いが、ブライアンズタイム、フレンチデピュティ産駒や外国産馬なども、SSの死後活躍が目立つ。“SSの孫”が基本線だが、こういったアプローチも忘れずにいたい。
新種牡馬の狙い方
新種牡馬の取捨もPOGの大きなポイントだ。最近の新種牡馬といえば、タニノギムレットが初年度からダービー馬ウオッカを送り出し、ジャングルポケットもフサイチホウオーを輩出。それ以前もクロフネ、アグネスタキオン、アドマイヤコジーンらが初年度産駒からGI馬を輩出し、現3歳世代の新種牡馬シンボリクリスエス、アグネスデジタル、ゴールドアリュールなども成功を収めている。SSの活躍などによる血統レベルの向上から、新種牡馬が成功する確率が高くなっているのだろう。
また、フサイチコンコルド、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、ジャングルポケット、タニノギムレットなど近年のダービー馬は種牡馬として成功している馬が多い。今年の新種牡馬の目玉であるキングカメハメハ、ネオユニヴァースはいずれもダービー馬なので、成功の可能性は高いだろう。
以上のことから、今年のPOGのポイント戦略をまとめると、主に以下の3つが挙げられる。
- 1.“SS系か母の父SSを狙え”
- 2.“BTや外国産馬などの復権”
- 3.“新種牡馬は要チェック”
SS一色だった頃に比べ難易度は上がっているかもしれないが、ある程度傾向がわかっているが故に難しすぎず、各々の腕の見せ所でもあるといえるだろう。好きな馬も指名しつつ“勝つPOG”を実践し、POGを楽しもう!
