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須田さんのひとりごと

トールポピーが阪神JFを制し2歳女王に君臨。2着レーヴダムールともどもPOG人気が高く、頑張れば指名できたハズ。さて今週は朝日杯FS。先々のPOGを考えた法則を探し出すと、GIの大舞台に強いという頼もしいデータが浮上。そこから今回の本命対抗を挙げてみました。

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第15回 朝日杯FSで狙うのは人気の盲点ミスプロ系×SS!

前回は、阪神JFの展望をかねて「この中に指名しやすかった馬はいたか?」という話を書いた。

その中で触れたレーヴダムール(牝、父ファルブラヴ、母レーヴドスカー、栗東・松田博資厩舎=ナイアガラの半妹)が結果としては2着。しかも1着はPOG人気馬のトールポピー(牝、父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー、栗東・角居勝彦厩舎)で、結局牝馬の2歳戦は「頑張ればなんとかなった」という結果に終わった。

牡馬のほうも、今後の指名に役立つ法則をなにかしら探しつつ、それをそのまま予想に繋げていければいいと考えてみた。

登録馬をざっと見渡して気づくのは、全27頭のうち、サンデーサイレンスの肌にミスタープロスペクター系という配合の馬が4頭もいることである。

同配合で中央に籍のついた履歴のある牡馬は現状25頭(牝馬は16頭)。その中から、実際にゲートインするかどうかは別として、朝日杯FS登録馬が4頭も出ているというのは優秀だ。しかも登録外にフサイチアソートがいるわけだし、牝馬にもペプチドルビーがいる。

SS×ミスプロ系もゼンノロブロイ、サイレンススズカなど活躍馬が豊富だが、ミスプロ系×SSもなかなか優秀なのである。しかも、それは今年の2歳世代に限ったことではない。

これまで中央の平地競走に出走歴のあるミスプロ系×SSは175頭いるのだが、そのうちアドマイヤムーン、ラインクラフト、ヴァーミリアン、ソングオブウインドの4頭がGIホースになっている。

しかも、出走数で稼いだGI優勝数ではなく、勝率が高い。GIでは[6・2・3・23]で勝率 17.6%。他のクラスでの勝率は、新馬 14.9%、未勝利 12.3%、500万下 8.9%、1000万下 5.7%、1600万下 9.5%、オープン特別 12.0%、GIII 9.5%、そしてGII 17.1%だから、全クラスを通じてGIでの勝率が一番高いのである。しかも2番目に高いのがGIIで、「当たりの馬」は大一番に強いということがわかる。

それゆえに、今回も同配合の馬で本命対抗を選びたい。4頭中2頭の選択だが、収得賞金なども考慮してドリームシグナル(牡、父アグネスデジタル、母ダイイチアピール、栗東・西園正都厩舎)とヤマニンキングリー(牡、父アグネスデジタル、母ヤマニンアリーナ、栗東・河内洋厩舎)を候補とする。

前者は自在性と安定味が魅力、後者は牝系の良血ぶりが魅力だ。どちらを◎、どちらを○とするかは直前まで考えるが、先述のような傾向があるので、2頭を1着付けのフォーメーションで馬券を組み立てたい。

最後に、この配合は来年以降のPOGでも注目という話を添えておこう。

この血統で最終的に出世する馬は丸っきりの晩成というケースが皆無で、POG期間にある程度は賞金を積み増してくれる。サカラートあたりでも期間内に2勝+シンザン記念4着、インセンティブガイで1勝+500万条件2着3回。ソングオブウインドも期間内2勝+2着3回3着2回だから、総賞金ルールならそれほど悪くはない。他の活躍馬はPOG期間内のオープン特別勝ち馬や重賞勝ち負けクラスばかりである。

みんなが網を張っていたSS直仔に比べて、ミスプロ系×SSは人気の盲点になりうるだけに、注目してみる価値はあるだろう。

次回の公開は12月20日(木)の予定です

PROFILE

須田鷹雄
須田鷹雄
1970年東京都生まれ、東京大学経済学部卒業。大学在学中に別冊宝島「競馬ダントツ読本」でデビュー。以後、競馬雑誌の急増を受けて競馬ライターとしての活動をはじめる。平成6年、JR東日本に就職し、西船橋駅に配属。平成8年、JR東日本を退社し、本格的にライター業をスタートさせる。各種新聞・雑誌に寄稿するほか、テレビ・ラジオにも出演。POG(ペーパーオーナーゲーム)の達人としても知られ、監修を務める「POGの達人攻略ガイド」(光文社刊)は、POGユーザー必携の書といわれている。主な出演番組にクラシックパーク(グリーンチャンネル)、ドラマチック競馬(北海道文化放送)ほか。「競馬総合チャンネル」や「netkeiba.com」でもコラムを連載中。

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