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トレセン取材班【トレセンレポート】

美浦・栗東のトレセン取材班が、今週末デビュー予定馬をどこよりも早くご紹介します。

佐々木厩舎から3頭がデビュー

【栗東】
ドレッドノート(牡、父メイショウオウドウ、母ボンヌマール、栗東・佐々木晶三厩舎)
 先週の2歳未勝利ではエリモミヤビが勝ち上がり、今週は函館と小倉で計3頭がデビューする佐々木晶三厩舎。今夏は2歳戦で活発な厩舎が送り出す中でも、初戦から勝負になる度合いが相当高いのが本馬。そう感じさせたのは7月21日の坂路でのビームとの併せ馬。こちらには佐藤哲三騎手(レースでも騎乗予定)が跨ったこともあるが、ラスト1Fで相手を1秒突き放して4F51.9秒と好時計をマーク。「短い距離向きだから、ビームには先着すると思ったけどこの時計には驚き。なによりジョッキーが相当手応えを掴んだみたいだから楽しみだよ」とは佐々木晶調教師。デビューは7月31日(土)小倉芝1200mを予定している。

ドレッドノート

 なお前記ビームは8月1日(日)小倉芝1800mを佐藤哲三騎手でデビュー予定。函館では叔父にサンバレンティンやインティライミといった厩舎ゆかりの良血ゴールドルースターが8月1日(日)の芝1800mでデビューする予定となっている。

ウインバリアシオン(牡、父ハーツクライ、母スーパーバレリーナ、栗東・松永昌博厩舎)
 父ハーツクライは新種牡馬だが、先週の小倉芝1200mで行われた新馬戦でバラードソングが勝ち上がり、JRA初勝利となった。本馬は8月1日(日)小倉芝1800mでデビューが予定されているが、距離に関してはこのくらいあった方が適している動きを見せている。7月22日にレースでも騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、CWで3歳馬ハナショウブとの併せ馬。テンをゆっくり入った分、6Fは84.0秒と目立たなかったが、ラスト1Fは12.0秒。追われてすぐには反応せず、じわじわスピードを上げる動きが特徴的で最後まで余力十分な走りだった。

ニシノフウウンジ(牡、父デュランダル、母ミスダイナクリス、栗東・中竹和也厩舎)
 兄姉に活躍馬がいないものの「デュランダル産駒らしい、いかにもスプリンターといった走りそうな馬」と中竹調教師。入厩してゲート試験に合格するセンスの良さを見せたが、その時のダッシュ力は騎乗した角田助手が絶賛した。中間は少し順調さを欠いたところもあったが、7月15日には坂路で15-15を消化し、7月21日には新馬ウエストハーバーと坂路で併せられた。時計は4F54.3〜1F14.5秒とやや物足りないところがあるものの、実戦に行けば動くかも知れない。デビュー戦は7月31日(土)小倉芝1200mを予定。

ニシノフウウンジ

オウエイロブロイ(牡、父ゼンノロブロイ、母フェストネ、栗東・境直行厩舎)
 半姉クロコレーヌは小倉芝1800mで勝ち上がり、フラワーC3着という実績を残し、兄妹の中での代表産駒だったが、それを超える活躍も期待できそうなのが本馬。7月21日にCWで新馬カシノリミテッドと併せられたが、直線に向いて追い比べになるとしっかり反応し、相手を1秒以上突き放してゴール。6F83.3秒は標準的な時計だが、4F52.4〜3F39.0〜1F12.9秒は平均的に速いラップを踏めたという点でいかにも小回り向きの印象。よってデビュー戦となる8月1日(日)の小倉芝1800mは楽しみだし、これからまだまだ良化の余地がありそう。なお鞍上は幸英明騎手を予定している。

【美浦】
ヒシカルロス(牡、父Bernardini、母Santaria、美浦・久保田貴士厩舎)
 父はアメリカで8戦6勝。G1・3勝(プリークネスS、トラヴァーズS、ジョッキークラブゴールドC)、BCクラシック2着の実績を残し、06年度のエクリプス賞最優秀3歳牡馬に選出された。現2歳世代が初年度産駒で、この馬の他にもサーランスロット、ヴィクトリアピークなどが馬名登録されている。本馬の半兄Medallistもアメリカで種牡馬入りしており、スピードとパワーを兼ね備えた配合だ。

 美浦に入厩したのは6月11日。先々週の7月14日にポリトラックで3頭併せを行い、先週の22日には坂路で4F52.0秒の時計を叩き出した。「まだヤンチャなところがあるし、目立った時計は出していないけど、いい走りをする。まずは芝のマイル戦で適性を見てみたい」と厩舎サイド。

 8月1日の新潟芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

フジハヤブサ(牡、父ディープインパクト、母フジノハゴロモ、美浦・矢野英一厩舎)
 新潟の開幕週(ダート1200m)にデビューする予定だったが、抽選で痛恨の除外。やむをえず、同じ条件の3週目まで待機した。ほぼ仕上がっていたため、この中間は馬なりでテンションを上げ過ぎないように調整。先週の21日には坂路で4F52.5秒の時計をマークしている。

 ディープインパクト産駒にしては筋肉質の馬体。ブルードメアサイアーのサクラバクシンオーが色濃く出ているようで、陣営は「距離的には短いところが良さそう」とジャッジしている。

 8月1日の新潟ダート1200mで仕切り直しのデビュー戦を迎える予定だ。

ブルーアンブロシア(牡、父アドマイヤコジーン、母シーサイドブリーズ、美浦・加藤征弘厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は1勝しただけだが、3代母にダイナフェアリーがいる名牝系の出身。一族にはローゼンカバリー、サマーサスピションをはじめ、ホクトスルタン、ドリームシグナルなどの活躍馬が名を連ねる。

 先週の21日にはウッドチップで6Fから時計を出し、古馬を相手に追走併入と上々の動きを見せた。「まだ追われてからの反応が今ひとつだけど、ハミの取り方はいい。しっかりと追ったことで変わってくると思うし、直前の追い切りで反応よく動けるようになればいいんじゃないかな」と加藤征弘調教師。

 8月1日の新潟芝1600mを吉田豊騎手で予定しており、先週のヴァナディースに続くデビュー勝ちを狙う構えだ。

ピュアオパール(牝、父ロックオブジブラルタル、母ピュアブラウン、美浦・戸田博文厩舎)
 カナダ産の母は同じく戸田厩舎の管理馬で2歳時に2勝。3歳時にはクイーンC4着、フラワーC4着、関東オークス3着と牝馬限定の重賞で善戦した。

 当初は新潟の開幕週(芝1400m)にデビューする予定だったが、抽選で除外の憂き目に…。その後は2週目の芝1000mを見送り、3週目の芝1200mに照準を定めてきた。「気のいい牝馬で短い距離が良さそう。開幕週の時点でも十分に仕上がっていたけど、除外で延びたぶん、更に良くなっている感じがしますね」と斎藤吉則調教助手。

 7月31日の新潟芝1200mを予定しており、鞍上は内田博幸騎手に打診しているようだ。

 また、僚馬のプルーフオブライフ(牝、父Vindication、母カーリア)も感触がいい。先週の22日には年長馬を相手に追走併入。「教えたことを理解できるし、すごく賢い馬ですよ」と斎藤吉則調教助手が言えば、手綱を取った北村宏司騎手も「素直で真面目だし、反応もいい」と素質を評価している。こちらは8月1日の新潟芝1600mでデビューする予定だ。

2010年07月26日

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