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丹下日出夫【丹下の視点】

POG大魔王でお馴染みの丹下日出夫が、先週の2、3歳戦を中心に気になるレースを独自の視点で分析します。 馬券総合倶楽部にて予想も提供中!

春の風が吹いた

 ここ2年の古馬重賞シーンは、春の安田記念もウオッカ。天皇賞からJCに至る、秋の中距離シーンも、やっぱりウオッカ。孤軍奮闘というよりは、孤立無援で、一連の主要なGI戦線を牽引。

 ウオッカは頑張ってきた。しかし、頂に立つ馬と2番手グループとの乖離が、好むと好まざるとにかかわらず、競馬を薄っぺらいものにしているようにも映ったが、レッドスパーダの東京新聞杯制覇で、少なくともマイル線戦においては、風向きが変わってくるかもしれない。

 なんせ、テンの1F以外は、すべて11秒台。1000m通過が58.2秒。その澱みのないタフなラップの上に立ち、ラスト3Fのレースラップは11.0-11.2-11.7秒(33.9秒)。

 スパーダ自身の上がりも、ブレのない33.5秒。1分32秒1という走破タイムも出色。間に香港を経由する? とも言われているが(グッドババあたりと当地でまみえるのか)、安田記念への道が一気に開けた。

 完敗の形となるが、トライアンフマーチも、きっちりと2着は死守。エーシンフォワードをジワリと競り落とした、ゴール前の踏ん張りをみると、1800〜2000mにも、十分対応できる(中山記念をイメージ。そこをキッチリとモノにすれば、秋は天皇賞?)。



 牝馬戦線も、ウオッカとブエナビスタが不在となると、勝ち馬の顔ぶれがコロコロ変わる。

 こうなると、予想するほうも馬券を買うほうも、新味に乏しく、なにかを振り絞ってレースに向かわざるとえない感じもあったが、京都牝馬Sのヒカルアマランサスは、直線だけで14頭のゴボウ抜き。

 11.6-11.2-11.9秒(3Fは34.7秒)というレースラップを1.1秒も上回る、10秒台の数値を含む、33.6秒のオニ脚に、目がパッチリ。

 2走前のユートピアSはラドラーダ、愛知杯はリトルアマポーラの後塵を拝したものの、確実にワンステップアップを果たしたように思う(ヴィクトリアマイルの予想を、新鮮な気持ちで打つことができるかも)。



 はこべら賞(3歳500万・中京1700ダート)は、池江郎厩舎のバーディバーディが完勝。新馬戦でソリタリーキングと好勝負を演じた、あのパルラメンターレを競り落としたんだ(ローカル1700ダートにしては、メンバーも揃っていた)。

 青本でも名前を挙げていた馬だし、ちょっと個人的な思い入れも強いかもしれなが、ユニコーンSあたりで、少しは楽しめるかもしれない。



 そういば、根岸Sを快勝したグロリアスノアも、3歳の今時分は、まだ地味な存在だったなぁ。

2010年02月01日

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